ソックモンキーとは
☆ はじめに ☆
スウェーデンからの移民としてアメリカの地を踏んだジョン・ネルソン氏が、靴下編み機を開発し1969年に特許を取得し1880年に会社を設立、当時ではソックス業界初となる大規模な工場を構えました。
その工場でつくられていたソックスは、かかと部分に補強が施されている、赤いかかとのデザインが特徴のソックスで、「レッドヒールソックス」と呼ばれました。頑丈そのうえ快適で、主に農夫や工員達に愛用されていました。
そのさなか全世界を震撼させた「世界大恐慌」が起こったのです。
☆ 大恐慌の中 ☆
1930年初頭の「世界大恐慌」はアメリカも当然例外ではなく、多くの人たちは貧困生活を余儀なくされました。当然子供たちもその影響を受け、遊ぶおもちゃさえも与えられない状況でした。そのなかで、この状況に奮い立った一人のお母さんが、使い古された「レッドヒールソックス」にぼろきれを詰めて縫い合わせたおサルさんを作り、子供に与えました。これが「ソックモンキー」の始まりです。
ひとなつっこく、愛くるしい表情に加えソックスの肌触りが心地よいソックモンキーは、またたく間に全米に波及し、一大ブームを巻き起こしました。
お母さんやおばあちゃん(もしかするとお父さんやおじいちゃんも?)がひとつひとつ手作りで生まれたソックモンキーは同じものが無く、愛情がたっぷり詰め込まれ、多くの人々に愛されました。裸でシンプルなソックモンキーや、フィードサックなどを利用した洋服を身にまとったソックモンキーなど多種多様です。
☆ そして ☆
なんとこの「ソックモンキー」の素材である「レッドヒールソックス」は現在でも販売しています。そのパッケージの中にはソックモンキーのつくり方説明書まで入っています。ソックモンキー登場以来70年以上経過した今でも、どこかでいろいろなソックモンキーが産声を上げていることでしょう。
日本ではまだ知名度は低いほうですが、徐々に人気がでてきています。アメリカ本土はもちろんのこと、全世界には多くのコレクターが存在します。ビンテージ品は、当時子供たちに愛用されていることもあり、現存数が少なく希少です。
当店 Sunny's smileではビンテージ品を厳選し、なるべく良い状態のものをご紹介したいとおもっております。あなただけのソックモンキーはいかがですか?
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